【Python】変数
この記事ではPythonの変数について簡単にまとめています。
変数とは
変数はデータを入れるための箱のようなものです。
数値や文字列などの値を入れることができます。
変数の使い方
Pythonの変数はこのように使います。
変数名 = 値
# 変数testをprint test = '変数の値' print(test)
printのカッコに変数を入れると、変数の中身を確認できます。
実際には変数に値を入れるだけではなく、変数に入っている値を使って処理をしていきます。
データ型
変数にはデータ型というものがあります。
データ型には主にこのようなものがあります。
型 | 説明 |
---|---|
文字列 | 文字列を扱う型 |
整数 | 小数以外の数値を扱う型 |
浮動小数点 | 小数を含めた数値を扱う型 |
ブール値 | TrueまたはFalseを扱う型。真偽値 |
データ型の変換
文字列同士は「+」で連結できましたが、文字列と数値を「+」で連結するとエラーになってしまいます。
このようなときはデータ型を変換して対応します。
文字列型
整数型や浮動小数点型を文字列型に変換するにはstrを使います。
str(変換する値)
# 文字列型に変換 x = 10 print('変数xの値は' + str(x) + 'です。')
数値が入った変数をstrで文字列型に変換すると、文字列と連結することができました。
整数型
文字列型や浮動小数点型を整数型に変換するにはintを使います。
int(変換する値)
# 整数型に変換 x = 10 y = '2' z = 3.5 print(x + int(y) + int(z))
文字列が入った変数をintで整数型に変換すると、数値と計算することができました。
計算結果を見ると小数をintで整数に変換すると小数点以下は切り捨てになるようです。
また、文字列や文字列型の小数を変換しようとするとエラーになりました。
文字列型の小数をintするには、一度浮動小数点型に変換してからintを使うとエラーがなくなりました。
浮動小数点型
文字列型を浮動小数点型に変換するにはfloatを使います。
float(変換する値)
# 浮動小数点型に変換 x = 1.23 y = '1.1' print(x + float(y))
文字列が入った変数をfloatで浮動小数点型に変換すると、小数と計算することができました。
floatも文字列を変換しようとするとエラーになりますが、文字列型の整数は変換できました。
また、整数型は変換しなくても浮動小数点型との計算ができるようです。
まとめ
今回はPythonの変数についてまとめました。
Javascriptのconstのようなものがないので変数の宣言がシンプルな印象です。
- 変数はデータを入れるための箱のようなもの
- 変数には「文字列」「整数」などのデータ型がある
- データ型は変換することができる
- 整数型と浮動小数点型の計算はデータ型の変換は不要