【Python】リストの操作(1)
この記事ではPythonのリストの操作についてまとめています。
範囲を指定して要素を取得
下記のように範囲を指定すると、複数の要素を取得することができます。
リスト名[A : B]
リスト名[A : B]のように記述することで、インデックスがAの要素からBの1つ前の要素までを取得できます。
また、AやBの部分は省略可能です。
![](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/03/python010-07.jpg)
省略すると下記の表ような範囲を取得できます。
省略箇所 | 記述 | 取得範囲 |
---|---|---|
省略なし | リスト名[A:B] | インデックスがAからBの1つ前の要素まで |
開始位置を省略 | リスト名[:B] | インデックスが先頭からBの1つ前の要素まで |
終了位置を省略 | リスト名[A:] | インデックスがAから末尾まで |
両方省略 | リスト名[:] | 先頭から末尾まで |
実際に範囲を指定した要素を取得してprintすると、このように複数の要素が表示されました。
![範囲を指定して要素を取得](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/02/python010-01.jpg)
リストの長さを取得
lenを使うとリストの長さ(要素数)を取得できます。
len(リスト名)
実際にlenの結果をprintすると、リストの長さが表示されました。
![lenの使用例](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/02/python010-02.jpg)
リストの末尾に要素を追加
appendを使うとリストの末尾に要素を追加できます。
リスト名.append(追加する値)
実際にappendで要素を追加してprintしてみると、apenndで指定した値がリストの末尾に追加されていました。
![appendの使用例](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/02/python010-03.jpg)
リストの末尾の要素を取得
popを使うとリストの末尾の要素を取得できます。
取得した要素は元のリストから削除されます。
リスト名.pop()
実際にpopで取得した値とpopした後の配列printしてみると、もとの配列から末尾の要素がなくなっていました。
![popの使用例](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/02/python010-04.jpg)
値を指定して要素を削除
removeを使うと指定した値をリストから削除できます。
指定した値が複数ある場合は最初に出てくる要素のみ削除になります。
リスト名.remove(削除する値)
実際にremoveを使ってリストからaという文字を削除すると、最初に出てくるaだけが削除されていました。
![removeの使用例](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/02/python010-05.jpg)
インデックスを指定して要素を削除
delを使うとインデックスで指定した要素を削除できます。
削除されたインデックスは欠番にならず、後ろの要素が前にズレてきます。
del リスト名[インデックス]
実際にdelを使ってリストsampleから[1]を削除すると要素が削除されました。
そして、[1]には後ろの要素がずれてきていることがわかります。
![delの使用例](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/02/python010-06.jpg)
インデックスの部分は「:」を使って範囲指定をすることもできます。
![インデックスの範囲を指定して削除](https://web-og3.com/wp-content/uploads/2024/03/python010-08.jpg)
まとめ
今回はリストの要素の取得や、要素を追加・削除する操作についてまとめました。
リストには他にもよく使う操作がありそうなので、また次回の記事でまとめていこうと思います。
- リスト名[A : B]のようにすると、範囲を指定して要素を取得できる
- lenを使うとリストの長さ(要素数)を取得できる
- appendを使うとリストの末尾に要素を追加できる
- popを使うとリストの末尾の要素を取得して、元の配列から削除できる
- removeを使うと指定した値をリストから削除できる
- delを使うとインデックスで指定した要素(範囲指定可)を削除できる