Python

【Python】f文字列

みいと

formatに似た機能でf文字列というものがあるらしいので、f文字列をいろいろと試してみました。

f文字列

f文字列はPython3.6から使えるようになった機能のようです。

f文字列を使うと {変数名} のように変数を { } で囲むと、文字列内に変数の値を埋め込むことができます。

f文字列の使用例

f文字列の使い方

f文字列は文字列の前に「f」または「F」を付けて、文字列の中で変数名を { } で囲んで使います。

f’文字列{変数名}’

F’文字列{変数名}’

文字列を囲むのは「’」でも「”」でも大丈夫です。

f文字列の使用例

書式設定

f文字列では { } 内の変数の後に「:」を付けると、「:」のあとに書式設定ができます。

f’文字列{変数名:書式設定}’

いくつか試してみた結果、f文字列でもformatと同じ記述で書式設定ができました。

最小幅

最小幅は「:」のあとに数値で設定します。

最小幅の設定例

文字位置

文字位置の設定は最小幅の前に下記の記号で設定します。

設定説明使用例
<左寄せf’f文字列で書式設定の{test:<8}です。’
^中央揃えf’f文字列で書式設定の{test:^8}です。’
>右寄せf’f文字列で書式設定の{test:>8}です。’
文字位置の設定例

文字埋め

文字埋めは、文字位置の設定の前に不足分のスペースを埋める文字を設定します。

文字位置の設定をしないで文字埋めの設定をするとエラーになります。

文字埋めの設定例

「,」区切り

数字を3桁ごとに「,」で区切る場合は、最小幅の後に「,」を設定します。

「,」区切りの使用例

型は書式設定の最後に設定します。

型の設定にはいくつか種類がありますが、私が使いそうなのはこのあたりです。

説明
s文字列。デフォルトが文字列なので指定しなくても大丈夫。
d10進数で表示する。
f小数点で表示する。.2fのようにfの前に「.」に続けて小数点以下の桁数を設定できる。
書式設定の使用例

formatでは { } に式を入れるとエラーになってしまいますが、f文字列の場合は式を入れることができます。

{ } に式を入れた例

まとめ

f文字列(f-string)を使ってみました。

formatよりも簡単に変数の埋め込みと書式設定ができるので、これからはf文字列を使っていこうと思います。

f文字列のまとめ
  • f文字列は文字列の前に「f」または「F」を付ける
  • 変数を { } で囲むと、文字列内に変数の値を埋め込むことができる
  • formatと同じように { } 部分に書式設定ができる
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みいと
興味を持ったものをいろいろと勉強しています。
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