【box-shadow】ボックスに影をつける
box-shadowでボックスに影を表示させる
box-shadowプロパティを使用すると、ボックスに影を表示させることができます。
box-shadowプロパティ
box-shadowプロパティには、下記の値やキーワードを指定します。
- 単位つきの数値
- 色
- inset
- none
単位つきの数値
影の位置やぼかす距離、拡張させる距離を2〜4個の数値で指定します。
色
影の色を16進数やrgbなどで指定します。
inset
insetは影をボックスの内側に表示させるためのキーワードです。
none
noneは単独で使用するキーワードで、影を非表示にします。
box-shadowプロパティは、noneが初期値になっています。
設定方法
box-shadowプロパティは、影の位置やぼかす距離、拡張させる距離を半角スペースで区切って、2〜4個の数値で指定します。
1番目の数値
1番目の数値は、ボックスから影をどれくらい右にずらすかを指定します。
マイナスの値を指定した場合は、影が左側にずれます。
2番目の数値
2番目の数値は、ボックスから影をどれくらい下にずらすかを指定します。
マイナスの値を指定した場合は、影が上にずれます。
3番目の数値
3番目の数値は、影をぼかす範囲を指定します。
0ならぼかし無し、数値が大きいとぼかしが大きくなります。
マイナスの値は指定できません。
4番目の数値
4番目の数値は、影を外側に大きくする距離を指定します。
マイナスの値を指定した場合は、影が小さくなります。
サンプル
box-shadowプロパティで下記のような設定をすると、
box-shadow: 5px 5px 5px 5px;
このような影が付きます。
色とinset
色とキーワードのinsetは、2〜4個の数字のグループの前か後に、順不同で指定できます。
実際に設定すると、下記のようになります。
box-shadow: inset 5px 5px 5px 5px gray;
複数の影を設定する
box-shadowプロパティの影は、複数表示させることができます。
影を複数表示させる場合は、数値、色、キーワードのセットをカンマで区切って指定します。
また、影はレイアウトには影響しません。
実際に複数の影の設定をすると、下記のようになります。
box-shadow: 5px 5px 5px 5px gray, 15px 15px 5px 5px lightgray;
このように、box-shadowプロパティで影を複数つけることもできます。
ボックスの影のまとめ
今回は、ボックスの影についてまとめました。
影をうまく使えばアクセントになって、デザイン性が上がりそうですね。
- box-shadowを使用すると、ボックスに影を表示させることができる
- box-shadowは、影の位置やぼかす距離、拡張させる距離を数値で指定する
- 数値の前後に、色やキーワードを順不同で指定できる
- ボックスの影は複数設定することができる
- 影を複数設定する場合は、数値、色、キーワードをセットとして、セットごとにカンマ区切りで指定する
- 影はレイアウトに影響しない