After Effects

【After Effects】CC Burn Film

みいと

この記事ではAfter EffectsのCC Burn Filmについてまとめています。

CC Burn Filmとは

CC Burn Filmは、映像が焼け落ちていくような効果を作り出すエフェクトです。

CC Burn Filmのサンプル

フィルムが燃えていくように、徐々に消えていく独特の表現が特徴です。

使い方もとてもシンプルで、数値を動かすだけでアニメーションがつけられるため、After Effects初心者でも使いやすいエフェクトだと思います。

CC Burn Filmのプロパティ

CC Burn Filmのプロパティは3つだけで、どれもわかりやすい効果で使いやすいです。

  • Burn
  • Center
  • Random Seed

Burn

Burnは映像をどれくらい「焼くか」を0~100の値で設定します。

値を上げるほど映像が焼けて透明な範囲が広がっていき、100になるとレイヤーが何も表示されなくなります。

キーフレームで「0 → 100」に変化させると、徐々に焼けて黒くなってから透明な範囲が広がり、自然な“燃え尽き”アニメーションができます。

白い平面にCC Burn Filmを適用してBurnを50に設定すると、このようになります。

Burnの値を上げると少しずつ黒くなっていき、完全に黒くなると透明になっていきます。

Burnを50に設定

Center

Centerは焼け始める位置を決めます。

デフォルトでは中央ですが、端や特定のポイントに移動させると、「右から左へ燃える」「下から上に広がる」など、動きに変化をつけられます。

CenterはX座標/Y座標を入力することもできますが、クリックでの設定が楽なことが多いと思います。

座標の数値の左側にあるアイコンをクリックすると、マウスカーソルが変化します。

そのあとコンポジション内をクリックして座標を決定することができます。

座標の数値の左側にあるアイコンをクリック

1920×1080のコンポジションでBurnを50にした状態でも、Centerの位置を変えると下記のように変化させることができます。

Centerが960, 540の場合

Centerが960, 540の場合

Centerがデフォルト(960, 540)の場合、中央付近から徐々に黒くなります。

Centerが1920, 1080の場合

Centerが1920, 1080の場合

Centerを1920, 1080に変更した場合、コンポジションの右下から徐々に黒くなります。

Random Seed

Random Seedは燃え方のパターンを変化させます。

同じBurn値でも、Random Seedを変えると焼け方の形や進み方が変わるので、複数レイヤーで異なる表情を出したいときに便利です。

Burnが50の状態でもRandom Seedの値を変更すると、下記のように動きに変化が出ます。

Random Seedが0の場合

Random Seedが0の場合

Random Seedがデフォルトの0の場合は、Burnが50の時にこのような状態になります。

Random Seedが5の場合

Random Seedが5の場合は、Burnが50の時にこのような状態になります。

CC Burn Filmの使用例

CC Burn Filmはテキストなどを消したり、場面切り替えに使うことができそうです。

今回は試しにCC Burn Filmを使った場面切り替えを作ってみました。

まずはコンポジションを作成し、ふたつのレイヤーを用意します。

このふたつのレイヤーの表示を切り替えます。

ふたつのレイヤーを用意

次に平面レイヤーを用意してレイヤーにCC Burn Filmを適用し、Burnの値を0から100にアニメーションさせます。

今回は3秒間かけてアニメーションさせました。

CC Burn Filmを設定したら、最初に表示するレイヤーにトラックマットを設定します。

トラックマットに平面レイヤーを設定したら完成です。

最初に表示するレイヤーに直接CC Burn Filmを設定しても場面切り替えはできるのですが、黒い部分が表示されてしまうので、今回は平面レイヤーにCC Burn Filmを設定しました。

まとめ

今回はCC Burn Filmについてまとめました。

CC Burn Filmはとても使いやすく、場面切り替えなどに使うことができそうです。

CC Burn Filmのまとめ
  • CC Burn Filmは、映像が焼け落ちていくような効果を作り出すエフェクト
  • Burnを0から100に変化させると燃え尽きるようなアニメーションができる
  • 場面切り替えなどに使いやすい
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興味を持ったものをいろいろと勉強しています。
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